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2014年3月12日 (水)

小名木善行先生の☆百人一首(16〜18番歌)

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今回は、男性の和歌が三首でした。

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自己中感覚脳の私にとって、そうなのか!
と学べる解説でした。

男性は大義とか、名誉とか、個人よりも公のために命を捧げる場合が度々あります。

実をとる女性としては、意味不明(´・_・`)ってことがねずさんのブログ読むと結構あるんです。

何でそうなるの??

って。

でも、この住の江の解説を読むと、何となく理解できるような気がしました(^_^)v


18番歌 藤原敏行朝臣
 住の江の岸に寄る波よるさへや
 夢の通ひ路人目よくらむ

 すみのえの
 きしによるなみ
 よるさへや
 ゆめのかよひち
 ひとめよくらむ


愛する人と、夢のなかでも一緒にいたい。
そんな愛する人へのつのる想いは、まるで、くりかえし寄せては返す波のようです。
けれど、あなたは私の夢の中にさえ、なかなか逢いに来てくれない。
それは人目を避けているせいなのですか?
この歌は、そんな愛の焦燥感を歌った歌といわれています。
けれど、ほんとうにそうなのでしょうか。
それだけの歌なのでしょうか。

というのは、この時代は「通い婚」の時代です。
男性が好きな女性の家に通う、そういう時代です。
夢の中の往来であれ、逢いにでかけて行くのは男性の役割で、女性ではありません。
つまり、人目を避けるのは、それは男性の側のことであって、表の往来に出る事のない女性の側が「人目を避ける」必要はありません。

ということは、この歌に詠まれている「夢の中でさえ、人目をはばかる」というのは、男性の藤原敏行の側の事情であることがわかります。
藤原敏行本人か、誰か別な人かはわかりませんが、寄せては返す波のように、つのる思いに身を焦がしているわけです。

そしてその男性は、意中の女性を、いますぐにでも手に入れたいと願っています。
ところが、なんらかの事情があって、その男性は、その思う女性を手に入れることができない。
それだけじゃなくて、たとえ個人の夢の中でさえも、その女性のことを想う事は、人目をはばかられる。
その男性が恋する相手の女性は、そんな女性なわけです。

男と女というのは、不思議なものです。
身分や立場の違いを超えて、「好きになってしまう」ということは、よくあることです。
そしてこれまた古来、不思議なことに、「いけないこと」と思えば思うほど、余計に情熱が燃え上がってしまう。これまたよくあることです。

けれど世の中には、守らなければならない秩序があります。
だかこそ、たとえどんなに「寄せては返す波のような」激情にさいなまれたとしても、その想いは「夢の中」だけにとどめておく。それが、たとえどんなにせつないものであったとしても、「夢の通ひ路人目よくらむ」なのです。
それが「大人の恋」です。

「無法松の一生」といえば、岩下俊作の小説『富島松五郎伝』の原作で、映画や演劇でかつて大ヒットした作品です。
この小説は、福岡県の小倉(現在の北九州市)の荒くれ者の人力車夫である無法松が、戦友であり、先に戦死した陸軍大尉吉岡の未亡人母子の将来を思い、身分差による己の分を弁えながらも無私の献身を行うという物語です。

世の中の秩序を大切にしようとする理性と、理性を度外視しても愛してしまう心の葛藤は、秩序を重んじなければならないということが、世間の常識として、たかい道徳観に支えられた社会であればこそ、ドラマにもなり、絵にもなります。

藤原敏行の生きた時代は9世紀、松五郎の時代は19世紀です。
そこには千年の時の差があります。
けれど、千年前も千年後も、日本人はそういう秩序を、ひとりひとりが大切に育んで来た、そういう社会をずっと築き、守って来たということなのであろうと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆

ふーん。。。

なんてロマンチックな。。

さしずめ「大人の恋」とは、こんな感じかしら?
youtu.be/RtawnBM7IYk

人生で、何回くらい恋とやらに巡り合うのか。

千年前の人は、恋に感性豊かだったのかもしれませんね。

でも、自分の夫がこのような歌を作ったら大問題ですが(⌒-⌒; )

藤原さんのお宅は、揉めなかったのか少し心配になりました。

あ!
ご本人でなく、お友だちのことかもしれないですね(^ν^)

なーんだ!
心配して損した。

次回も楽しみな、ねずさんの百人一首解説です^_−☆

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平安時代から、いにゃ、それよりもずーっと昔から

秩序を大切にして、高い道徳観を持っていたんだって。。

凄いニャー( ̄ー ̄)


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