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2015年12月 9日 (水)

小野小町と「小さな恋の物語」

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 うつつには さもこそあらめ
 夢にさへ 人めをもると 見るがわびしさ

私の大好きな和歌の一つです。

何と書いてあるのか読めなくって、お友達に教えてもらったりしましたが
どんな意味なのか。。。

ある日、ねずブロにアップされていたのでビックリしました💦

こういう不思議な偶然って、ねずブロの読者なら度々経験されてらっしゃるのではないでしょうか✨

***
夢にまで見た憧れの君です。
夢の中でさえ、恥ずかしくって、
正面からお顔をみることさえできないのに、
現実にお逢いするなんて、
あまりにも恥ずかしすぎてお顔さえ見れない。
それでとってもわびしくてもったいないことですのに。

そんなニュアンスの歌なのではないでしょうか


***

つまりこの歌は、一般の解釈のように「人目を避けて逢うことへの嘆き節」だとか、「夢だけじゃなくリアルにも逢えない辛さ」だとかいうような「しみったれた歌」などでは全然なくて、絶世の美女と人に讃えられた、そんな小野小町であっても、大好きな人との出会いにふるえる、そんな純粋な心を持った乙女であることを象徴した歌ということができます。

輝くばかりの美女でも、心の中は、純粋で恥ずかしがり屋の少女であり乙女なのです。
その意味では、一般の普通の女性そのものです。
人は外見ではない。
心の純粋さや、内側にある心は、美女であっても、普通であっても、みんな同じです。
そして、そのような心を持った女性を、美女と讃えたのが日本の古代です。

少し考えたらわかることですが、このとき忍んで行った男の子の側も、なんたって小野小町という絶世の美女のもとに忍んで行くのです。
もしかしたら、自分なんて歯牙にもかけてもらえないかもしれないという不安な気持ちを持ちながら、小町のもとに忍んで行ったに違いないのです。
つまり、小町も、相手の男性も、お互いに夢にまで見た相手とリアルに逢っています。
そして逢いながら、お互いに恥ずかしくて顔を合わせることさえできないでいます。
すこし生臭い表現をしますが、心の高鳴りやトキメキこそが大事なのです。

近年、男女の仲を、ただの肉体の関係みたいに扱うドラマや小説が増えてきているような気がします。
しかし人間は獣(けだもの)ではありません。
愛しあう心のふれあいや、心の高鳴りがあって、はじめてそこに悦びがあります。
そういうことがわからないと、女性をただの性の道具に見立てる馬鹿者が生まれます。

典型が、慰安婦性奴隷という、韓流日本人の造語です。
心こそ大事。
そう思うからこそ、戦前の日本人は、ただの売春婦に、兵隊さんが亡くなる前に最後に接してなぐさめ安心させるご婦人という意味で慰安婦と名づけているのです。
性奴隷と慰安婦では、そこに天地ほどの意味の開きがあります。

 好いた惚(ほ)れたと
 けだものごっこがまかり通る世の中でございます。
 好いた惚れたは、もともと心が決めるもの。
 こんなことを申し上げる私も、
 やっぱり古い人間なんでござんしょうかね。

鶴田浩二の「傷だらけの人生」の歌にあるセリフです。
この通りと思います。
そして心のトキメキをなにより大切にしてきたのが、日本人だし、1200年以上昔の小野小町が詠んだこの歌が、いまでも多くの日本人に愛されている理由だと思います。

小町の詠んだ歌は、女性の立場からの歌ですが、こうした心理は、中高年になってからでもあるものだと思います。
密かに想う憧れの君がいる。
夢にまで見てしまう。
けれど、リアルにその人と会うと、ただのおじさんやおばさんを演じてしまう。
そんな自分を見る(感じる)さみしさ、みたいな感じです。

 うつつには さもこそあらめ
 夢にさへ 人めをもると
 見るがわびしさ

それにしても、小町の心をここまでとろかした「やんごとなき君」って、いったい誰なんでしょうかね。
まさに男冥利に尽きるというか。。。。

***

こちらのブログをお読みいただいてから
⬇︎の動画を見ていただくと、より理解が深まります♪

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youtu.be/43dXpQ16_bY


ねずブロを読んでからねずさんの動画を見ると、より分かりやすいです。

私が大好きなブログと動画をセットにして、これからもご紹介させていただきますね(^_^)v

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